告知欄です

■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 最新50


レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
FFT描く

121 :>>47 俺ならこうする:2006/11/16(木) 19:44:05.72 ID:qkLG5eEe0
月は雲に覆われ、見えるものと言ったら松明の光に照らされた木々くらい。食料どころか転ばずに歩くのがやっとだ。
二人は苦笑い交じりに食料を諦めキャンプに戻っていた。

しばらく他愛も無い会話をしながら歩いていたが、急にラムザの表情が険しくなる。知らず、ラムザの手は柄にかかっていた。
邪悪な気配・・・・そう、キュクレインやベリアスと対峙した時のような・・・・
「(まずいな、キャンプから離れすぎた・・・・・風子の足では無理だな)」
「どうしたんですか?ラムザさ・・・?キャア!」

ラムザが松明を捨て風子を突き飛ばしたと同時に、闇から黒い影が鋭く伸びてラムザを襲う
鈍い音とともにラムザが後ろによろめく。
よろめきつつラムザは剣を抜き何も見ずに虚空を斬る。
悔し紛れの攻撃。
だが、効果はあったようだ、黒い影の第二撃は飛んでこなかった

ラムザは数歩下がり距離をとった。ふと見ると盾のプレートが歪んでる。
盾で防ぐのが遅れれば間違いなく、ラムザの首は吹っ飛んでいたはずだ。人間の蹴りの威力ではない
盾を持っていた左手の感覚がないが、見た感じ折れてはいない。戦える。

「誰だッ?!」ラムザは闇に向かって叫ぶ。

「・・・・・・・・・・アタシたちのこと、もう忘れたの?さびしいわン」
「リオファネス城では世話になったわね、異端者サン」

地面に落ちた松明が、ゆっくり近付いてくる二匹の”女”の姿を照らす。

「・・・・エルムドアの使い魔か」

191KB
続きを読む

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
名前: E-mail(省略可)

0ch BBS 2006-02-27