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526 :私立イヴァリース学園 演劇部編:2006/11/15(水) 02:01:07.25 ID:bb59b6ZW0
「じゃあ全員揃ったところで配役決めましょうか、ところでどんなストーリーだっけ、オヴェリア?」
臨時顧問のミルウーダ先生が司会進行をしている。
「はい、『騎士見習い』が冤罪の『女騎士』を助け『領主』にところに送り届けますが、
『領主』の裏切りに遭い絶体絶命のところを『騎士見習い』が再び助け、
二人で『追っ手』から逃げ、異国で幸せに暮らす、と言うストーリーです」
すらすらと答える”王女様”。
その間バルマフウラは不機嫌そうに外を眺めていた。
ムスタ・ラッド・アルガスの3人は直立不動で後ろについている。
ティータはよほど気に入ったのか魔導師の服を羽織っている。
ディリータはバルマフウラの様子が気になっていた。
「(あの部長がなぜこんなに大人しいんだ?ミルウーダ先生が原因?いや彼女はただの新米教師だ)」
「騎士見・・・配・・・・誰・・・・・・・・」ミルウーダ先生が何か言ってるが耳に入らない
「(まてよ、フォルズ先生の兄はWフォルズ先生、ウィーグラフ先生の上司は学年主任のティンジェル先生!)」
「多数・・・・リ・・・タ・・・良・・・」誰かが何か言ってるが耳に入らない
「(そうか、ティンジェル先生ならバルマフウラは絶対に逆らえない)」
「多数決の結果、騎士見習いの役はディリータに決まりました。」
「へ?」ディリータは思わず間の抜けた声を出してしまった。
雨はますます勢いを増していった。

「次は『女騎士』だけど台詞が多いから初心者には無理ね」ミルウーダ先生がそう言う。
「(ああ、そういうことか)」バルマフウラは台本チェック・臨時顧問タイミングの悪さに辟易したがそうではなかったのだ。
「(何もかも筋書き通りってわけね、オヴェリア)」ダミーの本が採用されそれで進めなくてはならなくなった。
抜き打ち台本チェックの際にオヴェリアが都合よくダミーの本を用意してた時点で気づくべきだったのだ
「えー?」ティータが外れる。間違いは無い。バルマフウラは確信した。仕組んだのはオヴェリアだ。
「(でも・・・・・多数決に持ち込めばこっちの勝ちよ。オヴェリア)」
「(隠し玉、あなたに気づけるかしら?バルマフウラセンパイ)」(続かない)

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0ch BBS 2006-02-27