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467 :私立イヴァリース学園 演劇部編:2006/11/14(火) 22:44:28.83 ID:/Mnq29rz0
せっかくの昼休みだったに演劇部員に召集がかかった、部長のバルマフウラが新入部員を紹介するらしい。

「新入部員のティータよ」
バルマフウラはディリータを一瞥すると一呼吸置いてこう言った。
「・・・・紹介する必要ないわね」ディリータは軽くため息を漏らす。
「・・・・ああ(どおりで)」ディリータはティータが朝から妙なテンションだった理由を理解した。
「ティータです、これからよろしくね、お兄ちゃん♪」
小道具だらけの物置もとい演劇部室にティータの声だけが場違いに明るく響いた。
笑顔を崩さないままオヴェリアは小さく舌打ちした.....ように聞こえた。きっとキノセイダ。
「・・・新入部員なんて聞いてないぞ」
部室を物色するティータを横目にディリータがそういった。
バルマフウラは当然のようにこう答えた。「言ってないもの」
そう、演劇部は伝統的に専制部長制である。副部長がなんと言おうと部長が決めたら決まりなのだ。
「全員集まっているからついでにもう一つ。・・・・・・・・そろそろ文化祭の演目決めないとね」
バルマフウラがめずらしく部長らしいことを言った。
「もうそんな季節か・・・・・・・。去年は3人だったが、今年は・・・」
ディリータは部室を見回した(ティータは桃色の魔導師服に興味を示していた)が、それで部員が増えるわけはない。
「おれと部長とティータと”王女様”で、4人か」
ちなみに王女様とは言うまでもなくオヴェリアのことだ。
フフフと笑う意味ありげに笑うバルマフウラから意外な答えが返ってきた。
「今年はムスタとラッドとアルガスが助っ人で来るわ、合計7人よ」
「・・・・今度はいったいどんな手を使ったんだ?」半ば呆れつつディリータはそう言った。
「(いやバルマフウラのことだ。大体想像はつくが。)」
バルマフウラがなぜ「イヴァリースの魔女」と呼ばれているかくらい副部長のディリータが一番よく知っていた。
演劇部の天井を見上げてディリータはつぶやいた。
「ムスタ・ラッド・アルガス・・・・・・・かわいそうにな・・・」(続かない)

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0ch BBS 2006-02-27