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FFT書く
105 :
私立イヴァリース高校
:2006/11/13(月) 19:17:46.02 ID:kRd5U4vH0
「(ラムザ?まさか言いふらしたわけじゃないよな)」
自分で思ったことに狼狽し、ますます顔が紅潮する。それを見逃してくれるような二人ではなかった。
「あれ?どうしたんですか?隊長、顔が真っ赤ですよ」黙れプリン娘。
「うわぁすごい熱、看病に来てもらったほうがいいんじゃないですかぁ〜?”誰かさん”に」くそ、ラヴィアンもからかいモードだ。
「それより明日のテストはどうする気?私は知らないわよ」無理矢理すぎる話のそらせ方だったが効果はあったようだ。
「「アグ姉ぇ〜」」からかいモードから一転泣き落としモードに入る。なんでこうも息がぴったり合うのだろうか?
そんなやり取りをしながら歩いていると後ろから声がした。
「あ、オークス先生!」1年のティータと、うちのクラスのディリータだ。
そして電柱に隠れてディリータに憑いて来ているのは、間違いなくオヴェリア。ストーカーは放って置くとしよう。
それに気づいたのかディリータは苦笑いする。しばらく5人で他愛も無い話を続けた。
「そういえば明日数学のテストあるの?」半ば忘れかけていた口にする。
「はい、ありますよ?」さすが優等生のディリータ、存在さえ知らなかった二人とは大違いだ。
「今日、ラムザとアルマが来て勉強会なんです」ティータが続ける。
ドクドクドクドク、ラムザと聞いただけで心臓が早鐘を打つ。そこにラヴィアンがとんでもないことを言い出した
「・・・・じゃあ、わたしたちもいこっか、アリシア?ラムラムにいろいろ話を聞きたいし」なななななな
「そうね♪勉強しなきゃ、お泊りセット持っていくわね、ティータ」と、泊ま?
「6人分料理作らなきゃ♪」歓迎モードのティータ。ディリータも反対する様子は無い
焦る必要など無い。ラムザの性格を考えれば言いふらすようなことはしない、ただのお泊り会だ。
そんなことさえ頭から消えていた。頭の中に浮かんだことをそのまま口走ってしまった
「ダメよ!ダメ!保護者居ないのに私のラムザと一緒に泊まりなんて許すわけないでしょ!」
必死すぎて墓穴を掘ったことに気づかなかった。いや数秒後に気づいた。どちらにしても遅かった。
にやにやしながらラヴィアンがこう言った。
「じゃあ保護者が居ればいいんですね、”オークスセンセ”」
ふと気づくとオヴェリアの姿は風の様に消えていた。(続かない)
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0ch BBS 2006-02-27