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FFT描く

655 :ex17落とさないでね:2006/11/12(日) 21:41:22.15 ID:2ichsXa00
冬の低い太陽が、教室の中を覗くように照らす。
ガラス越しに見える体育の授業では、妹のアルマとティータがマラソンをしているのが見える。

冷えた外の空気から逃れた教室では、ボムの粉末ストーブが暖かな空気を作ってくれる。
そして耳には心地よい教師ダーラボンの講義。
子守唄にも聞こえる言葉が、ラムザの睡眠欲をくすぐる。
「ぁふ・・・」 噛み殺した欠伸はこれで何回目だろう。
ふと横を見ると、涙を目に溜めて船をこいでいるディリータの姿があった。
ダーラボン先生の講義は、眠い。

ジリリリリリリリ
「はい、それではまた明日。復習をしっかりしておくように。」
かろうじて起きていた僕は、夢に落ちたディリータを起こす。
「ディリータ。授業終わったよ。学食にでも行こう。」
「ん・・・ いつのまに俺は寝ていたんだ・・・」
「無理もないさ。ダーラボン先生だもん。」

「ディリータ! お前、授業中だというのに寝ていたな。 まったく、育ちが悪いと授業に対する心構えも腐ってるな!」
風紀委員のアルガスが、ディリータに毒づく。
「なんだと!」
「フン。俺みたいに耳栓して、眠気の言葉が入らないようにすれば寝ずに授業が受けられるんだ!」

それじゃ授業聞けないだろアルガス・・・
ラムザは心の中で突っ込んだ。

ここは私立イヴァリース高等学校。何の変哲もない・・・と、思うただの高校だ。

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